数珠巡礼

メニュ

弘源寺Kogen-ji

 

臨済宗天龍寺派大本山天龍寺の塔頭寺院のひとつ。 永享元年(1429)に室町幕府の管領であった細川持之公が、夢窓国師の法系上の孫にあたる玉岫禅師を開山に迎え創建した寺院。細川家ゆかりの本堂からは、見事な嵐山の景観を望むことができます。本堂の柱には、蛤御門の変に際し天龍寺に陣を構えた長州藩の軍勢が試し切りなどをした刀傷が残る。特別公開時には、竹内栖鳳の日本画や毘沙門天立像(重文)などの寺宝が公開されます。

当寺院のさげわたし数珠玉

寺宝・名所

  • 「虎嘯(こしょう)の庭」

    虎嘯(こしょう)とは、「龍吟雲起、虎嘯風生」(龍吟じて雲起こり、虎嘯きて風生ず)と言う語句から名付けられております。この出典は『碧巌録九十九則』によるもので、「龍吟」は枯れ枝の間を抜ける風の音を表し、「虎嘯」は大地より涌出る朗々たる響きを表す、すなわち禅の悟りの境涯を表しています。 嵐山を借景にした枯山水庭園が、春の桜、秋の紅葉と調和する景色は嵐山屈指です。

  • 毘沙門天立像

    毘沙門天像はインドの仏師によって作られたもので、中国を経て日本に伝えられ、最初は比叡山の無動寺にありましたが、弘源寺に迎えられました。腰を極端なほど捻り、袖や裳裾が激しく翻る姿は他に類を見ない特徴があります。重要文化財。

  • 四季草花48面の絵画

    毘沙門堂の天井には日本画家初代藤原孚石筆による四季草花48面の絵画が描かれています。

  • 竹内栖鳳筆「 猫」

    先代の弘源寺住職の田原周仁師は竹内栖鳳氏の画塾「竹杖会」の方々と親交があり、寺宝として竹内栖鳳をはじめ、竹内一門による屏風や襖絵が残ります。

  • 長州藩 幕末の刀傷

    池田屋事件がきっかけになり、その後に起こる蛤御門の変(1864年8月20日)の際に、長州藩士が天龍寺、弘源寺などへ逗留いたしました。 その際の長州藩士の試し切りなどの傷跡が、境内の柱のあちらこちらに残っています。

沿革

 


弘源寺は臨済宗天龍寺派大本山天龍寺の塔頭寺院です。永享元年(1429)室町幕府の管領であった細川持之公が、天龍寺の開山である夢窓国師の法孫にあたる玉岫禅師を開山に迎え創建し、持之公の院号をもって弘源寺の寺号としました。細川家は清和源氏の流れをくみ、足利家より分かれた細川家9代が当寺の開基持之公にあたります。 創建当時は小倉山の麓に位置し北は二尊院、南は亀山にいたる広大な寺領を有していましたが、幾度かの火災に遭遇し変遷を重ね、明治15年に末庵である維北軒と合寺しました。

拝観のご案内

現在の情報

公開期間
毎年春・秋に特別公開を実施
公開内容
本堂、虎嘯の庭、竹内栖鳳と京都四条派の日本画、毘沙門天立像
拝観休止日
通常非公開 特別公開期間中は法務により休止日有り
拝観時間
9:30~17:00閉門(受付終了16:45)
拝観料
500円
ご連絡先
電話番号 / FAX
TEL 075-881-1232  FAX 075-882-9787
URL
http://kogenji.jp/

交通案内

名称
大本山天龍寺塔頭 弘源寺
所在地
〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町65
交通アクセス
電車でお越しの方
JR「嵯峨嵐山駅」下車徒歩10分
嵐電「嵐山駅」下車徒歩3分
京阪「三条」下車(地下鉄、嵐電乗り換え)嵐電「嵐山駅」下車
阪急「嵐山駅」下車徒歩10分
バスでお越しの方

●京都市バス
JR京都駅前より京都市バス 28番にご乗車、「嵐山天龍寺前駅」で下車。
そこから徒歩約5分です。

●京都バス
JR京都駅前より京都バス72番、もしくは73番にご乗車、「京福嵐山駅前」で下車。
そこから徒歩約5分です。

駐車場
天龍寺駐車場(有料)

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