総本山 仁和寺NINNA-JI
寺宝・名所
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金堂(こんどう)
仁和寺の本尊である阿弥陀三尊を安置する御堂。慶長年間造営の御所 内裏紫宸殿を寛永年間(1624〜43)に移築したものです。現存する最古の紫宸殿であり、当時の宮殿建築を伝える建築物として、国宝に指定されています。堂内は四天王像や梵天像も安置され、壁面には浄土図や観音図などが極彩色で描かれます。
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宸殿(しんでん)
儀式や式典に使用される御殿の中心建物で、寛永年間に御所から下賜された常御殿がその役割を果たしていましたが、明治20年(1887年)に焼失。現在は大正3年(1914年)竣工されたもの。御所の紫宸殿と同様に檜皮葺、入母屋造。内部は三室からなり、襖絵や壁などの絵は全て原在泉(1849〜1916)の手によるもので、四季の風物をはじめ、牡丹・雁などが見事に描かれています。
沿革
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- 仁和寺の歴史は仁和2年(886年)第58代光孝天皇によって「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願されたことに始まります。
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- しかし翌年、光孝天皇は志半ばにして崩御されたため、第59代宇多天皇が先帝の遺志を継がれ、仁和4年(888年)に完成。寺号も元号から仁和寺となりました。
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- 宇多天皇は、出家し仁和寺第1世 宇多(寛平)法皇となります。以降、皇室出身者が仁和寺の代々住職(門跡)を務め、平安〜鎌倉期には門跡寺院として最高の格式を保ちました。
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- しかし応仁元年(1467年)に始まった応仁の乱で、仁和寺は一山のほとんどを兵火で焼失するという悲運に見舞われました。
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- 応仁の乱から約160年後の寛永11年(1634年)、ようやく再興の機会が訪れます。
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- 御所から紫宸殿(現 金堂)、清涼殿(御影堂)など多くの建造物が下賜され、正保3年(1646年)に伽藍の再建が完了。ようやく創建時の姿に戻ることが出来たのです。
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- 慶応3年(1867年)、第30世 純仁法親王が還俗したことにより皇室出身者が住職となる宮門跡の歴史を終えます。
- 昭和時代に入ると、仁和寺は真言宗御室派の総本山となり、近年では平成6年(1994年)に古都京都の文化財としてユネスコの「世界遺産」に登録され新たな歴史を刻んでいます。
拝観のご案内
現在の情報
- 公開期間
- 通年
- 公開内容
- 御殿、境内、霊宝館(春季・秋季のみ公開)
- 拝観休止日
- なし
- 拝観時間
- 【3~11月】 9:00~16:30 【12~2月】9:00~16:00
- 拝観料
- 大人500円 中学生以下300円
- ご連絡先
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- 電話番号 / FAX
- ℡075-461-1155 fax075-464-4070
- URL
- https://ninnaji.jp/
交通案内
- 名称
- 総本山 仁和寺
- 所在地
- 京都市右京区御室大内33
- 交通アクセス
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- 電車をご利用の場合
- 京都駅 嵯峨野線(31/32/33番のりば)乗車
円町駅 市バス26番にて約10分 - 京都駅 嵯峨野線(31/32/33番のりば)乗車
花園駅 徒歩約15分もしくはタクシーにて約5分 - 嵐電(京福電鉄)をご利用の場合
御室仁和寺駅 徒歩約3分
- 京都駅 嵯峨野線(31/32/33番のりば)乗車
- 市バスをご利用の場合
- 京都駅 26番にて約40分
- 京阪三条駅 10番・59番にて約40分
- 阪急大宮駅 26番にて約30分
- 阪急西院駅 26番にて約25分
- 駐車場
- 営業時間/ 9:00~17:30 ※12月~2月は17:00閉場 ※伽藍特別入山期間は8:30開場 車種 駐車料金 台数 普通車(9人乗りまで) 500円 100台 バス・大型車(10人乗り以上) 2,000円 12台