妙楽寺Myouraku-ji Temple
寺宝・名所
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本堂
本堂は、正面5間(11.51m)、側面5間(10.61m)、寄棟檜皮葺の建物である。3間×2間の正堂の背面と両側面に1間の庇を付し、その前面に5間×2間の礼堂を付し、四週に縁を廻らす構成である。構造は、長押を用いず貫によって軸部を固める様式をとり、鎌倉時代の宋様式の影響を受けたこの種の本堂の中で最古のものである。内陣に納められた厨子の銘文から永仁4年(1296)の建立と考えられている。 重要文化財。
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千手観音立像
本像は頭頂に21面を戴き、正面と脇面2面を合わせ24面を持つ、珍しい千手観音立像である。通常、よくみられる千手観音菩薩像は42本の腕によって千手とすることが多いが、この像は42本の腕の間にそれより小さい腕と、さらに小さく細かい腕を付け足すことで、千本の腕を表現している。桧材の一木造で、制作は平安時代。像高は176.3cm。長く秘仏であったため、現在も金箔に覆われている。重要文化財。
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聖観音菩薩立像
本像は髻を結い、左手を屈臂して蓮華を執り、右手は垂下して台座上に立つ聖観音菩薩立像である。像高161.5cm。一木造、制作は平安後期である。 有形文化財。
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地蔵菩薩坐像
本像は左手に錫杖を持ち、右手に宝珠を載せ、左足を下におろして坐す、半跏の地蔵菩薩坐像である。背後に千体の地蔵をまつり、本像はその千体仏の中尊としてまつられている。像高165.4cm。寄木造。制作は平安時代後期である。 有形文化財。
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古若狭塗
妙楽寺に伝わる古若狭塗は、文箱、硯箱、筆柄(鞘付)、棟札箱、護板木箱の5点である。それぞれ彩漆に箔や粉などを塗りこんで研ぎ出し、見事な斑紋を表したもので、それぞれ万治4年(=寛文元年(1661))、延宝4年(1676)、宝永元年(1704)、宝永2年の銘文がある。有形文化財。 若狭塗の起源については明らかではないが、『稚狭考』によると、松浦三十郎(与兵衛)が寛永年間(1624~1643)に始めたとされる。天保年間(1830~1843)には200種類の塗り方があり、諸大名家への進物に喜ばれたという。
沿革
養老三年(七一九)僧行基がこの地を訪れて千手観音像を彫り、多田岳の西麓の岩屋に安置されました。その後、延暦十六年(七九七)に北陸巡行の途中の弘法大師空海がこの像を発見され、諸堂を建立して安置されたと伝えられています。
鎌倉建築の様式を残す寄棟造り檜皮葺きの本堂は県内最古の木造建築物の一つで、重要文化財に指定されており、庫裏や鐘楼・地蔵堂などが、丘の上の緑の木立の中に静かなたたずまいを見せております。
千手観世音菩薩は檜材の一木彫成像。千の慈顔、千の慈手を備えた霊験あらたかな御仏で、国の重要文化財に指定されています。
ご本尊のほかにも、平安後期の木造聖観音菩薩立像や木造地蔵菩薩坐像(県文化財)や、四天王・不動明王坐像などが伝えられています。
拝観のご案内
現在の情報
- 公開期間
- 無休
- 拝観休止日
- なし。
- 拝観時間
- 9:00~16:30
- 拝観料
- 400円
- ご連絡先
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- 電話番号 / FAX
- TEL 0770-56-0133
行事案内
現在の情報
交通案内
- 名称
- 岩屋山 妙楽寺
- 所在地
- 福井県小浜市野代28-13
- 交通アクセス
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- 公共交通機関をご利用の方
JR西日本小浜線小浜駅からタクシーで15分
- お車をご利用の方
舞鶴若狭自動車道 小浜ICから約5km