東福寺勝林寺Shorin-ji Temple
勝林寺は東福寺の塔頭寺院の一つで、本山東福寺の鬼門(北方)に位置し仏法と北方を守護するところから、「東福寺の毘沙門天」と呼ばれています。
本堂は大檀那であった近衛家の大玄関を移築したもので、境内には一切経を埋めた石塔が建っています。数々の絵画・仏像を有し、とりわけ毘沙門堂としての正統性を証明するべく、本尊の秘仏「毘沙門天立像」をはじめ、他に例を見ない珍しい毘沙門天曼荼羅や、迫力に満ちた虎の大襖絵などが伝わります。
また春には、後桜町天皇が御参拝に来られた時に中興開山「独秀令岱」禅師が植樹された「皇桜」、秋には、その紅葉の美しさから「吉祥天」宿ると伝わる、「吉祥紅葉」はもとより庭園には、四季を通じて花手水を始め美しい花々が咲き、参拝者の目を楽しませてくれます。
寺宝・名所
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毘沙門天立像
東福寺の仏殿の天井裏に密かに安置されていましたが、江戸時代に開山高岳令松の霊告により中興開山独秀令岱禅師より発見され、東福寺の全体を守護する為に鬼門にあたる勝林寺に安置されました。 制作年代は平安時代十世紀で、ほぼ等身大。 勝林寺の毘沙門天はとりわけ財運・勝運・厄除けに御利益があるとれています。
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座禅体験
勝林寺では座禅体験を中心に写経、写仏、ヨガなど様々な体験を実施されています。詳細は勝林寺HP(https://shourin-ji.org/)をご覧ください。
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花手水
毎週土曜日に花手水のお花を入れ替えています。
お知らせ
沿革
勝林寺は東福寺の塔頭寺院の一つで、天文十九年(1550)に東福寺第二百五世住持であった「高岳令松」禅師によって、勝林庵として創建されました。本山東福寺の鬼門(北方)に位置し仏法と北方を守護するところから、「東福寺の毘沙門天」と呼ばれています。
拝観のご案内
現在の情報
- 公開期間
- 新春と秋に特別公開を実施
- 公開内容
- 秘仏「毘沙門天立像」、吉祥天像、毘沙門天曼荼羅など
- 拝観休止日
- 要確認
- 拝観時間
- 10:00~16:00
- 拝観料
- 大人600円 中高生300円 小学生以下無料
交通案内
- 名称
- 東福寺勝林寺
- 所在地
- 〒605-0981 京都市東山区本町15-795
- 交通アクセス
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- 電車をご利用の方
京阪本線・JR奈良線「東福寺」駅下車 徒歩約8分
- バスをご利用の方
・京都駅から市バス88・208系統「東福寺」下車 徒歩5分
・四条河原町から市バス207系統「東福寺」下車 徒歩5分
・祇園から市バス202・207系統「東福寺」下車 徒歩5分
- 駐車場
- 有り ※台数に限りがあるため、なるべく公共交通機関をご利用ください